弥生製品のバージョン25以降では、データコンバートできるのは2世代前までに限られるらしいです。こりゃ大変だ。とりあえずの対策と乗り換え先について考えてみました。
弥生がとんでもない改悪をしてきた
弥生会計 21を利用している私に、ある日、以下のようなメールが届きました。
日ごろより、弥生製品をご利用いただき誠にありがとうございます。
さて、現在ご利用の製品は「弥生 23 シリーズ」以前の製品ですが
入力しているデータが将来的に使えない恐れがあります。「弥生 25 シリーズ(仮称)」以降は、データコンバート(変換)できるのは2世代前までに限られます。
「弥生 24 シリーズ」に移行のうえ、早期にデータコンバート(変換)をお願いいたします。(以下省略)
とうとう出たね。。。(使い方合ってる?)
つまり、今私が使っている弥生会計 21のデータは、2024年秋にリリースされる弥生会計 25に移行することができないから、今のうちに弥生会計 24を買ってデータを移行しておきなさいというとても親切な案内です。
ちなみに、これまでの弥生会計は7世代前までのデータをコンバートできました。
弥生会計 | データコンバート可能なバージョン |
---|---|
弥生会計 20 | 弥生会計 13 〜 19 |
弥生会計 21 | 弥生会計 14 〜 20 |
弥生会計 22 | 弥生会計 15 〜 21 |
弥生会計 23 | 弥生会計 16 〜 22 |
弥生会計 24 | 弥生会計 17 〜 23 |
弥生会計ユーザーで、毎年最新バージョンを購入する人なんていません(※個人の感想です)。最大で7年に1回買い替えればよかったのです。それがこの改悪で2年おきに買い替えなければならなくなるわけです。
税制は毎年変わるかもしれんけど、会計の原則はずっと変わらんのよ。正直言って、7年に1回の買い替えでも、どこが変わったかぜんぜんわからんのよ。
しかしご安心ください。2年おきに買い替えなくても済む裏技をご紹介します。
体験版でもコンバートできる
ご存知でしたか?無料で利用できる体験版でもデータコンバートはできるんです。つまり、今使ってる弥生会計がバージョン17以上ならば、弥生会計 24の体験版でデータコンバートが可能です。
もし、弥生会計 25以降でも体験版でコンバート可能という仕様が変わらないならば、以下のように数珠つなぎでコンバートすることが可能なはずです。
希望の光が見えてきましたね。
弥生会計 24 体験版のインストーラを今すぐにダウンロードしておくことをおすすめします。もしこれがダウンロードできなくなってしまったら、すべての計画がパーになりますからね。
もう弥生は信用できないというならば
というわけで、今まで通りインストール版の弥生会計を利用できることがわかりました。それでも今回の一件で弥生とは縁を切りたいと思ってしまったあなたには、クラウド型の会計ソフトをおすすめします。
サービス (プラン) | 弥生会計オンライン (セルフプラン) | freee会計 (ミニマム) | マネーフォワードクラウド会計 (スモールビジネス) |
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料金 | – 30,580円/年払い | 2,948円/月払い 26,136円/年払い | 4,378円/月払い 39,336円/年払い |
決算書の作成 | |||
消費税申告書の作成 | |||
サポート | FAQ 電話(2ヶ月間) メール(2ヶ月間) | FAQ メール チャット | FAQ |
お試し期間 | 1年間 無料お試しはこちら | 30日間 無料お試しはこちら | 1ヶ月間 無料お試しはこちら |
時代はクラウドらしいですよ。どのサービスも無料でお試しができるので、試してみてはいかがでしょうか。
弥生がこのタイミングでサービスの改悪をしてきたのも、クラウドへ誘導したいからかもしれませんね。
でわでわ
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