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VMware Fusion Tech Preview 2023でM1 MacにWindows 11をインストール

VMwareでMacにWindows 11をインストール

VMware Fusion Tech Preview 2023が2023年7月13日にリリースされました。いえーい。そして、macOS Sonoma 14.0が9月27日にリリースされました。いえーい。

というわけで、この組み合わせでM1 MacにWindows 11をインストールしていきます。

こっちのが新しいよ

VMware Fusion 13.5 (正式版)にインストールした記事はこちらです。

環境
  • Mac mini (M1, 2020)
  • macOS Sonoma 14.0
  • VMware Fusion Tech Preview 2023
  • Windows 11 22H2
目次

VMware Fusion Tech Preview 2023はどこが変わったか

Windows 11 for ARMでDirectX 11をサポート

Intel Mac上にインストールしたWindowsではすでにDirectX 11がサポートされていましたが、AppleシリコンMac上のWindowsでもDirectX 11がサポートされます。

これによってグラフィックス性能が向上し、いろんなゲームが動くようになります。

AppleシリコンMac上のVMware Toolsの機能強化

こちらも、Intel Mac上のWindowsのVMware Tools機能の大部分がAppaleシリコンMac上でもサポートされるようになります。

MacとWindows間でのドラッグ&ドロップクリップボード共有のほか、コンソールウインドウのサイズ変更に合わせてゲストOSの解像度が動的に変更される機能などが提供されます。

セキュリティとコントロールの強化

仮想マシンの暗号化方式が強化され、CBCからXTSになります。

CBCで暗号化された仮想マシンは起動時に新しい暗号化方式にアップグレードするよう求められます。新しいスキームには後方互換性がないということなので、あらかじめ仮想マシンのバックアップを取っておきましょう。

オペレーションの観点から、VMware FusionはREST API (vmrest)とコマンドラインインターフェイス(vmrun)ツールを拡張し、暗号化された仮想マシンと仮想TPMをサポートするようになりました。(なんか難しいこと言ってんな)

以上の機能はmacOS SonomaのVirtualizationフレームワークに依存しているものもあります。ですから、Sonoma以降のmacOS上にインストールしなければならないことに注意してください。

VMware Fusion のダウンロードとインストール

VMware Fusion Tech Preview 2023の入手は下記のリンクからどうぞ。

STEP

「DOWNLOAD NOW」ボタンを押します。

VMware Fusion TP 2023のダウンロード01
STEP

ログインしていなければログイン画面が表示されるのでログインします。

アカウントを持っていなければ「Sign up now」リンクをクリックしてサインアップします。

VMware Fusion TP 2023のダウンロード02
STEP

VMware General Terms(一般取引条件)が表示されたら、チェックボックスをチェックして「ACCEPT」ボタンを押します。すると、自動的にダウンロードが始まります。

Termsが表示されない場合は「DOWNLOAD NOW」ボタンでダウンロードできます。

VMware Fusion TP 2023のダウンロード03
STEP

ダウンロードしたDMGファイルを開いて、真ん中のアイコンをダブルクリックするとVMware Fusion Tech Preview 2023がインストールされます。

VMware Fusion TP 2023のダウンロード04

特に「Congratulations!」みたいなメッセージもなく、ヌルっとインストールが完了します。

仮想マシンの作成

あらかじめWindows 11のインストールディスクイメージを用意しておく必要があります。下記の記事を参考にしてください。

STEP
インストール方法を選択

Windowsのインストールディスクイメージ(ISO)をドラッグ&ドロップして「続ける」ボタンを押します。

VMware Fusion TP 2023 VMの作成01
STEP
新しい仮想マシンを作成

インストールディスクイメージを選択して「続ける」ボタンを押します。

VMware Fusion TP 2023 VMの作成02
STEP
ファームウェアタイプを選択

「UEFI」と「UEFIセキュアブート」を選択して「続ける」ボタンを押します。

VMware Fusion TP 2023 VMの作成03
STEP
暗号化を選択

「Auto Generate Password」ボタンをクリックするとパスワードが生成されて設定してくれます。「Remember Password and store it in Mac’s Keychain」にチェックを入れれば、このパスワードをキーチェーンに保存してくれます。

VMware Fusion TP 2023 VMの作成04
STEP
終了

仮想マシンの概要が表示されます。問題なければ「終了」ボタンを押します。

VMware Fusion TP 2023 VMの作成05a

仮想マシンの保存場所を選択して「保存」ボタンを押します。ここで仮想マシンの名前を変えることもできます。

VMware Fusion TP 2023 VMの作成05b

Windows 11のインストール

Windows 11のインストール手順は下記の記事をご覧くだちい。

そして、Windowsのインストールが終わったらVMware Toolsのインストールがあるので、この記事に戻ってきてちょんまげ。

VMware Toolsのインストール

VMware ToolsをゲストOS(Windows)にインストールすると、ホストOSとゲストOSの連携機能が強化され、各種パフォーマンスが向上します。

具体的には、インターネット接続ができるようになったり、MacとWindows間でのファイルのドラッグ&ドロップ、クリップボード共有などができるようになります。

STEP
インストーラの読み込み

Macのメニューバーの「仮想マシン > VMware Tools のインストール」を選択します。

VMware Fusion TP 2023 Toolsのインストール01
STEP
形式的なインストールボタン

Windowsに以下のようなダイアログが表示されるので「インストール」ボタンを押します。しかし、それだけではインストールされません。

VMware Fusion TP 2023 Toolsのインストール02
STEP
setup.exeの実行

デスクトップの右下に以下のようなポップアップが表示されたらクリックします。

VMware Fusion TP 2023 Toolsのインストール03a

そして「setup.exe の実行」をクリックするとインストールが始まります。

VMware Fusion TP 2023 Toolsのインストール03b

モタモタしていると上記のポップアップは消えてしまいます。その場合はエクスプローラーでインストーラディスクの中に移動して「setup」ファイルをダブルクリックしてください。

STEP
インストール

以下のウインドウが表示されたら「はい」をクリックします。その後もいくつかの確認画面が表示されるので適当にポチポチしましょう。最後に再起動するとVMware Toolsが有効になります。

VMware Fusion TP 2023 Toolsのインストール04

さいごに

実際にWindows 11をインストールしてみて、ホスト・ゲスト間のファイルのドラッグ&ドロップやクリップボード共有が機能していることが確認できました。また、DirectX必須のゲームも動作しました。

今年中にリリースされると思われる正式版のVMware Fusion 14(仮)が楽しみですね。

他の仮想化ソフトとの比較記事もよろしければどうぞ。

でわでわ

VMwareでMacにWindows 11をインストール

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